大連税関によると、近年、大連缶詰製品は海洋と農業資源を頼りに、果物、野菜、水産物を中心とする産業クラスターを徐々に形成し、国際市場で頭角を現している。大連税関は管轄区の缶詰企業が国際市場の注文需要に迅速に対応することを支援し、「大連味」の海外進出を後押ししている。

大連真心缶詰食品有限公司の責任者によると、該当会社が生産する黄桃缶詰やみかん缶詰などの製品は国内消費者に人気ある。近年、該当企業は徐々に海外市場に進出し始め、製品の輸出額が大幅に増加している。

大連税関は管轄区の缶詰企業に効率的で便利な通関サービス保障を提供し、企業の実際の需要を方向とし、農業・食品製品輸出の「グリーンルート」を設立し、「7*24時間」予約通関サービスを実行し、企業の輸出貨物が到着時に検査され、迅速に通過することを確保する。同時に、缶詰類製品の輸出過程で遭遇する可能性のある食品品質安全などの問題に対して、大連税関は専門家チームを組織して企業の生産第一線で調査研究し、企業に「1対1」の技術指導を提供し、企業がターゲット市場の技術法規と基準要求を理解するのを助け、企業が生産する缶詰製品が国際基準に符合することを確保する。

大連興隆食品有限公司の責任者によると、税関の指導の下、同企業は順調に複数の国際認証を通過した。近年、『地域的な包括的経済連携協定』(RCEP)加盟国市場の拡大を拡大し、果物缶詰や野菜缶詰などの製品を主力とし、今年第1四半期の輸出額は前年同期比3割近く増加した。

説明によると、RCEPが正式に発効・実施されて以来、大連税関は管轄区の缶詰企業の独自ブランド構築、製品の付加価値向上を積極的に推進し、企業の知的財産権保護、ブランド普及などの面で政策支援を提供し、企業のRCEPの「モーメンツ」での影響力拡大を支援している。