中国石油化学工業連合会はこのほど、2024年グリーン化学工業園区(建設期)の単位リストを発表し、大連長興島(西中島)石油化学産業基地が入選された。
大連長興島(西中島)石油化学産業基地は国務院が認可した『石油化学産業計画配置案』が重点的に計画・建設する7大石油化学産業基地の一つであり、東北で唯一国家産業計画に組み入れられた精製一体化基地でもある。現在、基地内の恒力2000万トン/年精製化一体化事業が稼働しており、石油化学産業の集積が加速している。精製化一体化、装置大型化、産業園区化、生産クリーン化、製品ハイエンド化の構想に基づき、機能区分が明確で、産業結合が緊密で、プロジェクト配置が秩序立っており、公共工事が統一的に計画され、資源・エネルギーが節約され、生態環境が調和した世界一流の石油化学産業基地を建設し、遼寧ないし東北地区の石油化学産業のモデルチェンジとグレードアップの重要なプラットフォームを構築した。
近年、大連長興島(西中島)石油化学産業基地は園区内企業のグリーンモデルチェンジとグレードアップの加速を誘導し、グリーン循環生産の展開を推進し、グリーン製造システムの構築を加速し、企業の質の高い発展の実現をリードしている。企業の自己評価、第三者機関の評価を踏まえ、各省・区・市の推薦、専門家の論証、部門の評議、現場の再審査、公示などの段階を経て、基地内の恒力集団の3社が工業情報化部の2017年度の「国家級グリーン工場」に、「天瑞セメント」が2020年度の「国家級グリーン工場」に選ばれた。基地は新質生産力を育成・発展させ、グリーンアンモニア、グリーンメタノール、グリーン航空石炭などの水素ベース新エネルギーとLPG製品総合物流基地の建設を積極的に計画し、東北と蒙東地区の水素ベースグリーンエネルギー「海陸大通路」を構築し、北東アジア水素ベースエネルギーセンターと国家級メタノール貯蔵・輸送基地を建設する。また、産業基地は国内外のトップクラスの専門会社を誘致し、公共工事エネルギーセンターと公共液体、固体化学工業品埠頭と倉庫プロジェクトを合弁で建設し、熱電、海水淡水化、工業ガス供給、汚水処理、危険廃棄物処理、公共トンネル、倉庫物流などの一体化サービス体系を実現する。