大連自由貿易エリア、プラスチック回転箱の循環使用監督管理の新モデルを発表
2023-11-28 13:21

大連自由貿易エリアがこのほど発表した情報によると、今年1-9月期、同エリアから輸出された自動車用新エネリチウム電池は25.8億元で、前年同期比130%増となった。大連自由貿易エリアが新エネルギー電池企業を対象に打ち出したプラスチック回転箱循環使用監督管理の新モデルの下、同エリアではすでに14万個のプラスチック回転箱が循環使用に投入されており、うち約1万個はすでに3回目の循環使用となっている。新監督管理モデルの下、大連泰星能源有限会社の1企業だけで、プラスチック回転箱の購入費用を年間4700万元余り節約できる。

 

リチウム電池は危険貨物であり、既存の管理規定に基づき、税関部門は危険貨物包装性能証明書を重複して発行してはならないという。そのため、リチウム電池を輸出輸送する際、梱包に使うプラスチック製回転箱は1回しか使用できず、企業の梱包コストがかさむほか、大量のプラスチック廃棄物が発生することになる。管轄区域の企業のこの共通問題に対して、大連自由貿易区域と税関部門は仕事の専門班を構成して、新エネルギー電池の輸出梱包箱の循環使用問題に対して特別研究を展開して、「輸出リチウム電池危険貨物梱包箱の循環使用検査方案」を制定して、「企業の自己検査+ロットごとの検査+抜き取り検査」プラスチック回転箱の循環使用監督管理の新モデルを打ち出した。新モデルでは、リチウム電池を包装するプラスチック製ターンアラウンドケースが国内に戻るたびに企業の自己検査に合格した後、税関部門は新ケースの同等の要求に従って再度検査し、有効期間6ヶ月の性能証明書を発行する。有効期間内であれば、同プラスチックケースは再びリチウム電池危険貨物の包装に使用することができ、期限を超過した後は、再検査に合格して再びリサイクルすることもできる。

 

各梱包箱が安全基準を満たすことを確実にするため、税関の専門家は企業に倉庫管理システムの構築を指導し、企業は「1箱1コード」で各循環箱の身分情報と使用状態を調べることができるという。税関はビデオ監視システムによる全方位オンライン監督管理を採用し、試行業務の展開状況を緊密に追跡した。